違和感../遼

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準備を終えた藍が2人に近づく。 「なになに?どうしたの2人して~」 「何もないわよ!  藍ったらやっと準備終わったのね?いっつも慌ただしいんだから!」 2人のやり取りを見ていた遼は、一息置いてから藍と慶子に声をかけた。 「慶子、藍。」 名前を呼ばれた2人は、不思議そうに遼を見つめる。 「愛しているよ。」 唐突に言う遼に驚きながらも、2人は顔を見合わせてにやけた。 「もう、ぱぱったらどうしたのよ。」 「私も!ぱぱの事大好きだし愛してるよー!」 そう2人が返すと、遼は少し寂しそうに微笑んだ。 「そろそろ行こうか。」 「そうね、遅刻しちゃうわ。」 「ぱぱもままも、気をつけてね!お仕事頑張って!」 「ありがとう、藍。」 「藍も気をつけるのよ?」 「うん!」 「それじゃあ…」 「「「いってきまーす!」」」
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