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私はここ、カクテルBAR"オアシス"のバイトスタッフ、大学4年の22歳女性。
元来、私は二十歳の時に知ったお酒の味を惚れ込み、学業に励むと同時に、お酒の文化や歴史、お酒を提供する体系について学ぶ事にした。
スナックは軽食を提供するラウンジスタイル。
バーはお酒を中心にサービスを提供するカウンタースタイル。
基本、ボックス席も用意しているのはスタンダードである。
中でも、カラオケマシンを用意している店が多い。
最近、ここ"オアシス"のマスターも奮発し、最新のカラオケマシンを導入した。
「マスター、カラオケマシン買ったんですね!
何か一曲聴かせてください!」
お客さんが居ない待機時間中、マスターがマシンのテストがてら、一曲入れてくれた。
選曲してくれた歌は、最近流行りの"香水"。
『夜中にいきなりさ
いつ空いてるってLINEの』
「キャー! マスター凄い上手!」
世辞抜きにマスターの歌はとても上手。
曲はいよいよサビに入った。
『君が行者ニンニク&餃子臭いのは
口臭のせいだよ』
「替え歌のせいで全部台無し!!」
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