草の中に溶け込んで
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草の中に溶け込んで
朝に夕に 暇さえあれば 俺は一人 風に吹かれて 草の中に座り込んで 草の唄を聞き 草の中に溶け込んで 騒々しい心を 遠く空の彼方に放り 火照った体を 土の温度に近づけて 俺という命を 自然の草むらに沈め 空虚を堂々と表現している枯草ども 生き切ってなお 空虚な時を生きる 色も命さえも抜けた存在の
清々
(
すがすが
)
しさ 何百枚という草のスケッチを描いて きっと画家になろうと思っていた日
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