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自然は主張しない
摩周湖 と 木々 と 枯草
遠くの木々は 近くの枯草と
同じように並んで 微笑んでいる
自然は 主張しない
木と草は違うんだ なんて 主張しない
俺は そんな存在になりたいと ずっと
思ってきた
中学生の頃から そう 思ってきた
どんな時も 空や大地と同じ温度で
枯れた草のように 自己の色を消し
それでも 天空に 手を振り続けて
自己 を 雑草 と 意識できた時
俺は とても ホッ とできたんだ
どこででも生きられる頼もしい雑草
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