第1話「動き出した運命」

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 何者かの夢 d0ff82fa-44c0-4781-aed9-c5bb863ffc35  XXXXは歩いていた。  足元には白く光り輝く水が流れていた。  先には大きな扉があった。  水は扉から流れて来ていた。  XXXXは流れに逆らい歩いた。  足に何かがぶつかった。  XXXXはそれを見た。  それはジグソーパズルのピースだった。  拾わずに蹴飛ばした。    (必要無い。)  心の中でそう呟いた。  XXXXは扉の前に辿り着いた。  そして力いっぱい、その扉を押した。  大きな扉は、簡単に開いた。  XXXXの体は光に包まれた。  ふと、後ろを振り返った。  パズルのピースが闇に飲み込まれていくのが見えた。  (…………)  XXXXは扉の先に進んだ。  そこは真っ白な空間だった。  水はまだ流れている。  XXXXは進んだ。  何処までも、何処までも。
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