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何者かの夢
XXXXは歩いていた。
足元には白く光り輝く水が流れていた。
先には大きな扉があった。
水は扉から流れて来ていた。
XXXXは流れに逆らい歩いた。
足に何かがぶつかった。
XXXXはそれを見た。
それはジグソーパズルのピースだった。
拾わずに蹴飛ばした。
(必要無い。)
心の中でそう呟いた。
XXXXは扉の前に辿り着いた。
そして力いっぱい、その扉を押した。
大きな扉は、簡単に開いた。
XXXXの体は光に包まれた。
ふと、後ろを振り返った。
パズルのピースが闇に飲み込まれていくのが見えた。
(…………)
XXXXは扉の先に進んだ。
そこは真っ白な空間だった。
水はまだ流れている。
XXXXは進んだ。
何処までも、何処までも。
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