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二人はそのまま作戦会議に入った。
・防犯カメラ映像を範囲を広げて確認
・遺体遺棄発見者、神谷、彼のお友達に再度聞き取りを実施
・仏の司法解剖の際に薬物分析を実施
・小平と情報交換
まず難関は薬物分析だ。
血と一部の組織を手に入れ、葵とLOTUSに渡し分析を頼む。
それが一番安全で確実だが、軽々しく頼めるものでも無い。
「澤田さんを仲間にすべきじゃないかと班長は言ってました」
それは自身の正体を彼に明かすこと。
そもそも信じるだろうか。自分を好奇の目で見ないだろうか?
他にもいろいろ不安が過った。
「澤田さんは班長の仲の良い同期ですし、岩井先輩のことを今でも気遣って心配してくださってます。大丈夫だと俺は思います」
「……班長と話して最終判断する」
相棒の言うことは尤もだが、不安は消えない。
次の議題は小平との接触。
「こっちから出すのは、関口の捜索願いが出たこと。
秋山が所在不明ということ。
以上。どう?」
「そうですね。問題ないと思います」
「ありがとう。あとはあちらからの打診次第」
あちらもこの事件以外に何かしら欲しい情報があるはずだ。
「じゃ、今日も一日頑張りましょう」
「はい!」
二人は事務室へ戻った。
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