第一章:再就職先はわけあり古民家謎の店

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 頭を下げながら私は心の中でガッツポーズを取る。仕事はクビになったけれど、空白期間なく次の仕事を見つけられることができた。これで当面は安心だ。もしもここをクビになったとしても解雇予告手当が出るからなんとかなる。クビにならなければそのお金は貯金に回せばいいし。  幸先がいい、と言うと語弊があるかもしれないけれど捨てる神あれば拾う神あり。なんとかなりそうなこれからにホッとして、これから始まる新しい仕事に期待とそれから少しだけ不安を覚えながらも、新しい一歩が踏み出せたことに安堵のため息を吐いた。
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