ユニクロフェチ

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 完璧だ!これ以上のユニクロはない!  俺は高まる興奮を抑えきれず、恭子を急かした。 「よし!じゃあ早速行こう!」 「え?行く?どこへ?」  展開の早さについて来れない恭子が尋ねた。  俺は玄関で靴を履きながら答えた。 「どこって、ユニクロだよ。」 「えっ?それって、」 「俺の夢はユニクロの店員とデートすることだよ。じゃあユニクロから始めないと。」  恭子は驚き過ぎて、青ざめていた。 「無理無理無理無理!」 「なんで〜!」 「いや、こんな格好でユニクロに行ったら、店員と間違えられる!」 「間違えられるぐらいじゃないと。」 「いやいやいや、色々ややこしいことになるよ!」 「ややこしくなるぐらいのクオリティでユニクロしてもらわないと。」  室内に逃げようとする恭子。俺はその腕を掴んで強く引っ張った。  その時、チカラが入りすぎたのか恭子が「イタっ!」と声を上げた。
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