規格化された日常

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規格化された日常

「ねぇ、ディゾネ。」  昼の時間がもうすぐ終わろうとする頃、ルナは少し改まった様子で話を切り出した。 「なんだい、ルナ。」 「明日一緒にライブラリいこーよ!」  ああ、話を聞く態度を示したボクが愚かだった。昼の光が照りつける窓の外を見ながら深いため息を吐き、期待をした自分を戒めた。 「ええー……。ボク、あんまり文書得意じゃないんだよなぁ。」  乗り気でない事を遠回しに言ったつもりだったが、ルナはそんな事お構いなし。 「ちょっとね、今日、面白いもの見つけたんだー。」  面白いもの……。好奇心旺盛なルナのことだ、どうせまたろくでもないことに違いない。しかし、ルナの事を無下にするわけにも行かない。 「じゃあ、今回だけだよ。」 「きっまりー!じゃあ、明日の昼になったらすぐに行こうね!」
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