規格化された日常

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◇  ーー……リンゴーン。  半覚醒の意識に、響いていた鐘の音が止む。翌日の昼が来た。  日の光が点くとボクは、ターミナルウィンドウを開き真っ先にルナのステータスを探した。ルナにすぐさまコンタクトを取るために。  しかし、いくらリビングステータスプールにルナの姿はなかった。  次にボクは膨大なイベントログを漁った。見つけられたのは通知(Notification)の値が告げるルナの異常。そこでボクは知ってしまった。  この昼を迎えるまでに、ルナはBDAN(Between Day and Night)症候群に陥いり、起きれなかったのだと。
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