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「あなたが書いた新曲・・・GO GO FUNKだっけ?」 「違います!ゴーゴーって、何で60年代引きずってるんですか!」 「じゃあ、GO TO・・・?」 「何のキャンペーンですか!」 「まあ、その新曲ってファンクアレンジでやりたいよね?」  もちの論である。 「なら、ブラスセクション入れない?」  あ、カッコよさそう! 「顧問命令でブラバンから腕っぷしのいい若いのを引き抜けるわ」  用心棒か?ちなみに、キィ子は吹奏楽部と放送部の顧問である。 「五線紙持ってる?」 「ハイ・・・」  キィ子が、オレの隣に座ってスラリとした脚を組む。ゴクリ、またも心拍数120、ハートは、再びリオのカーニバル。
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