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あの後おじさんが来てから、2人と魂の契約をする事。
2人を連れてけないなら行けない事を話すとどうにかしてくると言って帰っていった。
「あの件どうにかなったぞ。
契約してるならいいってよ。」
その言葉を聞き嬉しくて2人に抱きつこうとしたら
石につまずいて湖に落ちた…
「ふぅー…ありがと
で?どうやって契約するの?」
ティキ達に助けてもらい服を絞りながら2人を見ると
トタトタ此方に来て
ガブリと僕の両腕に噛み付いた。
すると淡く光り両腕にタトゥーの様な模様が浮かび上がる。
「わぁ、何か僕ヤンキーみたいっ!」
肩から手にかけてあるもんね。
「そういえば、2人の種族はなんなんだ?
一応それも言わなきゃいけねぇんだ」
おじさんに聞かれ、わからない僕はそのまま2人を見る
「エンドウルフだ。」
まぁ、僕が聞いてもわかるわけもなく
そのままおじさんに伝えるとおじさんは目を見開きかたまる。
「え?どうしたの?」
「本当にエンドウルフって言ったのか?」
真剣な顔で聞かれコクリと頷く。
「エンドウルフってのは
世界を終わらせる狼っていわれている。
エンドウルフは単体の力も強く
群れを成すと一日で国を壊せる程の力を持つ。
特徴は、体にある赤い模様と体のデカさだ。
大木の様にデカイらしい
最後に目撃されたのは千年前で
それ以来目撃されたというのは聞かないからてっきり絶滅したのかと思っていたが
実際見る事が出来るとは思わなかったよ」
「へぇー、2人とも強いんだねぇ
すごーい
ん?でも2人ともそんな大木まではデカくないよね?」
僕を丸呑みに出来そうなくらいデカイけど
大木とまではいかない。
「あぁ、体のサイズは変えられるんだ。
流石に元のサイズじゃすぐ見つかるし
腹いっぱいになるにはここら一体の動物だけじゃ、な?」
なるほど。
確かにそれじゃあどれだけ強くても餓死するよね!
「それじゃあ、行けるか?」
「うん!
元々持ち物なんてないし!」
魔法陣に突っ込んだ時持ってた筈の鞄もどっか行っちゃったし
服とかも特にないしねー
「依、俺に乗ってけ。
お前が歩いて行ったら着くまでに半年かかる」
僕が乗りやすいようしゃがむティキの上に乗る。
「えへへ、確かにねぇ」
多分転けて何処かに落ちるか
何故か道がないとか
突然地割れが起きて落ちるとか…ありえない話じゃないよね!
「依、少し我慢してね」
ん?この爽やかなイケメン誰?
「ん?どうしたの?依?」
何か爽やかなイケメンが僕がティキから落ちないようにロープでぐるぐる巻にしてる。
「え?」
頭にハテナが沢山浮かぶ。
「依、これはユキの人化状態だ。」
「あっ!なるほど!
突然爽やかなイケメンが居るから驚いちゃった!」
前の世界に居たらモテモテで大変だったろうなぁ
アイドルにもなれるんじゃないか?
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