怪雨

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怪雨

ドゥルークは蜜蜂達から好物の蜂蜜を分けて貰うために彼等の巣へ向かっていました。その道中で突然、雨が降り出しました。 しかし、その雨は普段の雨とは(いささ)か違いました。毛に纏わりつく様なべたべたとした嫌な雨でした。 急いで、雨宿り出来る所を探そうとした時、突然どすんと鈍い地響きと共に目の前に、異様な姿をした怪物達が次々と空の上から降り立ちました。 それ等は木々を破壊し、森に住む者達を情け容赦無く襲い始めました。 怪物達を倒しながら、ドゥルークは急いで雄鹿の家族が住む場所へ向かいました。 辿り着くと、其処には無残な姿で横たわる雄鹿と雌鹿の姿がありました。彼等の肉を貪る怪物達を叩き殺して子鹿の姿を探しました。
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