碧い熊のドゥルーク

成長

「初めまして。俺はブルー・ベアのドゥルークだ。宜しく」
ドゥルークはそう言って彼女の手を握ると勢いよく、自分の背中に彼女を乗せました。驚いた日和は悲鳴を漏らしました。

「お前にはこんな綺麗な嫁さんは勿体ない！　俺が貰ってやる！」
そう言って、ドゥルークは日和を背中に乗せたまま走り出しました。

慌てて、青年もその後を追いますが、自分の何倍もの速さで走り去る彼に追いつく事が出来ませんでした。