927人が本棚に入れています
本棚に追加
/69ページ
一通り話終わった後、父さんは『嘉月君と学校に連絡してくるけぇ、ご飯とか必要になったらメールして。』と言って部屋を出た。
・・・ダンボールを残して。
いやまぁ、もしもの時は使うって言いましたけども。
こちとら思春期に片足を突っ込みかけてる健全な男子中学生なんで、やっぱり親にそういうことを世話されるのは恥ずかしいといいますか。
『あ゛〜!!何っでまだ頭働いとる時に変な気分にならないけんだよ!?』
完全な発情期ならこんな気持ちにならないものを。
初めての発情期だからか、はたまた個人差があるのかは分からないけれど、まだまだ理性を失うまでには至らない。
早く理性を失えばこんな変な気分にならなくて済むのに・・・!!
『そういや、玩具ってどんなんだろ・・・?』
普段つるんでるβの友達に無理矢理エロ本を見せられることはあるけど、玩具というものはほとんど見る機会がない。
Ωについて調べてる時に偶々画像が流れてくることはあるけど、実物はまだ・・・。
ーゴクッ。
唾を飲む音が妙に生々しく部屋に響き渡ったけど、熱に冒されて正常な判断ができなくなった俺はそんなことを気にする余裕なんてなかった。
(後から考えたら、このタイミングで本格的な発情期が始まったんだと思われる)
ダンボールをベッドの上に置いて蓋を開けた途端、目に飛び込んできたのは・・・。
『っ、あ。』
色は黒くて本来の色とは違うけど、スジやカリと言った細部までキッチリ再現された、自分のモノによく似た玩具。
それがなぜだか見たこともない嘉月のモノのように思えて。
俺は知らず知らずの内に、咥内へと迎え入れていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴム無しで玩具を使用していいものなのか・・・?とまだ正常な私の頭が言ってましたが、これはフィクションだし間違ったこと書いた方がダメなんじゃ・・・?というポンコツな私がGOサインを出してしまったので、ここは一先ずファンタジーということで手を打ってもらいますようお願いします
(そういう知識が皆無な人間)
次話から受けの1人遊びにするか遊び終わった後の話にするかで迷ってるので意見があればどうぞ!!(1週間で締め切ります)
最初のコメントを投稿しよう!