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玩具が咥内を一往復しただけでぐちゅんっと水音が鳴る。
その音を聞いてしまえば、もうダメだった。
『は、あっ。んむぅ。ふぁ、ふふぃっ!!』
知識も経験もないのにΩとしての本能のおかげか、玩具を動かす手や舌の動きに戸惑いはなかった。
手は的確に玩具で自分の弱いところを擦り上げ、舌はくるくるとアイスキャンディーを舐めるようにスジを丁寧に舐め上げていく。
熱に冒された頭では正常な判断は出来なくて、たった1つだけが頭を締めていた。
“嘉月が欲しい”。
その願いを叶えるため、Ωの本能は嘉月を迎え入れる胎を解すべく、トロトロと蜜を零している後孔へと指を突き入れた。
ーぐちゅんっ!!
『ひっ、あぁぁぁぁぁっ!!』
今まで感じたことのない快楽が身体中を襲い、背中が海老反りに反る。
そして快楽を上手く処理出来なかった脳がシャットアウトして、そこで記憶が途切れた。
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