僕がポンコツαになりまして【嘉月 side】

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さらさらと風に(なび)く髪は、チョコレートみたいに黒にも茶色にも見えて綺麗。 僕を見た瞬間、キラキラと輝く薄茶の瞳も綺麗。 街で見かける女の子の、化粧で作られた赤よりも艶々とした天然の赤い唇は、息をする度に目を惹かれてしまう。 大きく口を開けて笑うことはないけれど、肩を震わせてクスクス笑うゆーちゃんの笑顔は本当に綺麗で。 ゆーちゃんは僕にとって、神様みたいな存在だった。
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