私の彼氏はスカートじゃないと喜んでくれない(?)

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「うーん……、これでいいか」  散々悩んだ末に、私は薄いブルーのロングキャミのワンピースを選んだ。  時計を見ると、もう午前1時だった。  早く寝なければ。  そう、早く寝たいのだけど、ベッドに目を向けたくはない。いや、ベッドじゃないと寝られないのだけど。 「どうしたもんかなー……」  横目でベッドを見たら、気が重くなった。  散乱した服を片付けないと寝れそうもない。こんな量の服がどうやってクローゼットに入ってたんだろう。にわかに信じがたいが、ついさっきまですべて入ってたんだ。  出したのも私なんだ、仕方ない。片付けよう。  明日はデートなんだから!
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