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翌日の月曜日、私は同じ大学の蓮見ちとせに、昨日のことを話した。
「あー、ワイドパンツなんかで行ったからじゃない?」
「え? ダメなの?」
オシャレでカワイイちとせは、恋愛経験も多く、私にいろんなことを教えてくれる存在だ。
それにしても、ワイドパンツはダメなのか?
「たぶん、あんたの彼氏さー、スカートが好きなんじゃない? 男でいるじゃん。スカート大好きな奴」
「スカートねぇ……」
「だってキャミワンピなら機嫌よかったんでしょ?」
私は、この2回のデートの差を考える。
ワイドパンツが男子受け悪いっていうのはどこかで聞いたような気もする。
「いいじゃん。スカート、スカートで攻めてけば。彼氏は喜ぶよ」
「うーん……、そういうものなんだね」
高梨くんは、私にとって初めてできた彼氏だ。
大学の同じクラスで出会った彼は、なぜだか私を気に入ってくれた。私なんかよりかわいい子はいっぱいいるのに。
高校までバスケ一筋だった私は、恋愛とは何の縁もなくやっとできた彼氏だ。
どうせなら嫌われたくはない。
この日は、大学のカフェで「ブルーベリー on the ベイクドチーズケーキ」を食べた。
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