始まりの音

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「ねぇ、目の前に鬼がいたんだよ?怖くないの?」 ふと下に目をやると小さな子供がいた 怖くない、と言ったら嘘になる、 でも、怖いと言ったらそれもまた違う なんだろう、この感じ、絶望でもない、 感動でもない、この感じ、 「……わからないの?」 「—そうかもな」 ……またやってしまった、ぶっきらぼうで、 そっけなく、言葉使いが悪い でも、こうしないと、私は― 「へぇ……お姉さん、いいね、よし!決めた!あなたを  「守護者」に選びます!」 え?何を言っているんだ……この子 守護者ってなんなんだ……?
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