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鳴「ありがと」
と坂東から花かんざしを受け取り、髪に取り付ける。
神酒谷が鳴子を持ち、構える。
神酒谷「準備は整ったか?」
神酒谷を見つめる坂東と鳴。
坂東「いつでも来い。今日の僕たちはいつもと違うぞ!」
坂東、OBI-1に登っていく。
神酒谷「粋がるのも今のうちだ。椿様に必ずや勝利の美酒を! 梅の路演舞始動!」
音楽と共に、UMN-3が独楽を放り投げる。
OBI-1内の坂東。
坂東「独楽?」
路上で回る独楽。『おかめ』の絵で止まる。
神酒谷「『すいどう』とは、命を守る水の道」
神酒谷が、接待所に走る。
沙羅「いきなり給水?」
藤間「違う。あれは酒だ!」
接待所。着物の女性がとっくりを持っている。神酒谷が『おかめ』の杯を構え、酒をつがれる。
酒を飲み干す神酒谷。
藤間「支配者の神酒谷は、酒好きで有名。演舞のたびに酒を飲み、観客に振る舞うんだ」
沙羅「だから今日は大人が多いのね」
UMN-3が、『おかめ』のお面を装着する。とUMN-3の表面に亀の甲羅模様。
坂東の声「隙だらけだ」
突進するOBI-1。が、逆にはじき飛ばされる。
坂東の悲鳴。
神酒谷「手応えのない攻撃だな」
見つめる沙羅、藤間。その隣に鬼頭。
沙羅「固い!」
藤間「お面に何か秘密がありそうだ」
鬼頭「神酒谷の地方機の形態の一つ『おかめ』。その名の通り亀の甲羅のように固くなるのだ」
沙羅「そうなんだ。ってなんでここに!」
UMN-3が再び独楽を回す。
神酒谷「こちらからも行くぞ」
独楽が『ひょっとこ』の絵で止まる。
神酒谷「『すいどう』とは、大人がたしなむ酔の道」
接待所の神酒谷。『ひょっとこ』の杯を手にしている。つがれたお酒を飲み干す。
UMN-3が、『ひょっとこ』のお面を装着する。甲羅模様が消える。
沙羅「甲羅が消えた」
坂東の声「チャンスだ」
近づくOBI-1。
UMN-3のひょっとこの口から放水。
放水を浴びるOBI-1。
OBI-1内の坂東。水で外の様子が見えない。放水がやむが、UMN-3は消えている。
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