𝟒𝟗 𝐝𝐚𝐲𝐬 𝐨𝐟 𝐲𝐨𝐮 𝐚𝐧𝐝 𝐦𝐞(あなたと私の49日間)

第二章

次に目が覚めたところはこれまでにないくらい明るいところだった
真っ白で10人くらい人が歩いているなにも理解でずボーッと突っ立っていると一人のやたら見栄えのいい女性が近づいてきた
「君も自殺したの？」
「え？なんで知ってんの？」
「いや。ここ自殺した人が来る天界だから」
「え、あ、は？俺死ねたんだよな？」
「まぁ、一応死ねてるよ！説明いる感じ？これ」
「え、あ、うん？」
「じゃぁ、説明いきまぁーす！！えっとね、ここは自殺した人たちがくる天界！で、ここに来たらあっちの方にある二つの扉があるじゃん？茶色の方が49日間元の世界に戻れる扉、赤の方が49日間別の天界で過ごせる扉、どちらにも共通しているのが49日間の間で決断をすること、あ、あと元の世界に戻れるって聞いて前みたいにできるって思ってる人がよくいるけどもちろん姿は見えないし物も掴めない、透けている状態だからね！」
「え？決断って？」
「あ、生き返りを選ぶかこのままさまようかってこと！」
ええええええええええ
全然わかんないんすけど

全く意味もわからないまま自殺者の天界とやらに来てから3日が経った
3日で分かったことは死んだらお腹も空かないし怪我をしないということだ、でも決断すらしてない上にどちらの扉かも決めていない。誰かに聞いてみるという手もあるがコミュ障には難題だ。だが聞かない限り分からない
ちょうど目の前を通った男の人がいた
「あの、話いいですか？、、、」
「え、あ、いいですよ」
「あの、どちらの扉にいきますか？」
「え、あ、茶色の方っすかね、」
「ありがとうございます」
全然話は続かなかったが見る限りみんな茶色の扉を開くみたいだ
あまり分からないまま俺は茶色の扉を開いた
一歩踏み出すとすぐに目の前が真っ白になった