隠れた優しさ

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「そうだ・・・今度の北海道出張は君も同行させるから…」 「えっ?北海道ですか?富良野のラベンダー畑とか素敵ですよね…私…まだ一度も北海道行ったコトないんで…楽しみです」 「桧垣さん…君勘違いしてない?」 「えっ?」 「俺達は仕事で北海道に行くんだ。観光じゃないからね…」 社長は嘆息して呆れたように眉を顰めて、私を見つめた。 「あ、すいません…つい・・・」 「…でも君は本当に素直な反応をするね…桧垣さん」 「あ…はい…だから、わかりやすい性格だと良く言われます…」
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