告白

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私は表情を何も浮かべず、友美を見て声を発した。 「もしかして、私と逆の力を使ったわね?友美」 彼女の口角が、小さく上がる。 「蒲原係長、玄関で待っててもらえませんか?一緒に帰りたいです」 「ああ、そうしよう。どっかでメシでも……また後で」 私が視界に入り、蒲原係長は全部を言いきらないまま出ていった。 「早速ラブラブね」 「羨ましい?美姫が言うように私は反対の力を使った。念じたら痩せる魔法。あなたと同じタイミングで私は力を持った。誰かのイタズラかもね」 「痩せる魔法」 「で、私は毎日美姫に念じ続けたわ。痩せたのは私のおかげ」 「知ってたの?蒲原係長のフェチ」 「うん、早い段階から気づいてた。だから諦めてた。あなたにメロメロだったからね。だからあなたを消したの」 「女って怖いわね」 「ふふ。そうね。また膨らみたい?魔法にかかったら、もう太ることは一生むり。ただひとつを除いて」
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