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第二章:世界の果ては、世界の始まり?!
僕はリナに魔法を教わることにした。
そうなんだが、、?
「さっき教わるとは言ったが、何で、、何で落ちてるんだぁぁぁっ!!!???」
先程お願いしますと言った途端にリナがなにか呪文を唱えて、手を繋いでねというから繋いだ。
気を失う瞬間、何故か彼女は一瞬揺らいで、耳を押さえて苦しそうにした。
そしたら、さっきまでオレンジで明るかったはずの瞳が替わって。
月のように青く、冷たく、美しく、暗い瞳が僕を見つめ、、。
目が覚めると、空中にいた。
「ふふっ!全く君って面白いねぇ。翔くん、だっけ?ここは君が住んでいる世界の果て、もしくは裂け目だね。手、離さないでねっ!」
あれ、さっきとは違う眼、、。
気のせいだったのかなぁ。
そう思った途端、リナは急降下をし、、。
「あああっ!僕、落ちる系のやつ苦手なのにいっ!ギャアアアアアアアアアアッ!!!!!!!」
すると、ふふふとリナは笑った。
「あなた、見ていて飽きないわねぇ。ふふっ!あー、面白い」
「面白いじゃないだろっ!!!お、落ちるのはやめてくれぇぇぇぇぇ!!」
それで、怖すぎて眼をつぶると。
「はい、着いたわ。終わったんだから眼、閉じなくたっていいじゃない。」
早っ!
って、ここは、、?
神秘なる森 長老宅は→ 勇者はここに習うべし
って書いてあるが、、、。
「長老の家よ。ここに連れてきてって言われたからね。さぁ、こっちこっち。」
すると、リナは弾むように矢印の方向に向かっていった。
それにしても、、。ここ、なんだか良くない空気が充満しているな、、。
しかも、父さんと母さんと一緒に出掛けた場所に似ているような、、。
もう少し美しい森だったはず、、。それに、青いような赤いような色した鳥が鳴いてたよな、、。
って、僕っ!
何を、、考えてたんだ、、?
思い、、、出せ、、な、、。
あぁっ!
「え、君。どうし、、翔っ!起きて、翔!!!」
バタッ
翔、お前は、、、、、、、、だ―
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