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いつからだったかな
君との夕焼けの帰り道
川沿いをふたり
手をつないで歩いたね
少し早足の君に
じゃれつくのは至難の業
だけど少しずつ
オレンジに紺が混じってくると
君の歩調もゆっくりになる
私たちは川辺に腰かけて
一番星どこだろね?
って話したね
そしてそれは
またね、って別れる時間が
近くなった足音
いつも君は
私の鼻先にキスをして
私からのキスを
ねだるんだね
ずるいよ
あなたのほうから
してほしいのに
でも、私はいつも
観念して
君のくちびるに
キスを落とす
永遠かと思える
その時間も
闇に包まれる前に
我に返るね
じゃあね、またあしたね
大好き・・・ずっとね
*fin*
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