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颯太の言葉ではっと気づく。
確かに俺の気持ちが颯太の方に近かったら、浩佑の意見なんて笑い飛ばしたはずだった。
浮気だと疑ったのは、俺……。
昼飯を食べる手が止まった。
そんな俺を見て颯太が静かに言った。
「……言い過ぎたかな?」
「いや。……他人のせいにした俺が悪い。ごめんな」
颯太がほっとしたように笑って、再び食べ始めた。
俺もそれを見て食事を再開した。
とその時、俺のスマホがメッセージの着信を告げた。
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