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ユンフォ・クロッカス卿が妹の様に思っている中で、その親友であるチューベローズ・ボリジ卿は決して本人に想いを告げる事はないだろうが、バルサム姫がアングレカム・パドリック卿を慕うのと同じ感情を抱いていたのだろうと思う。
そんでもって想いを抱いているからこそ、絶対にそういったアングレカム・パドリック宰相の余りにも繊細さの無い行為に、ユンフォ・クロッカス副官は親友チューベローズ・ボリジ青年は激怒しただろうと、学府からの友垣だからこそ容易に想像出来る。
ただ、そこからどうしたという事になったのなら、本当にその後の結果だけは、後日談として聞いているから判るのだが、結果に至るまでの過程や経緯については正直にいって、さっぱりでもある。
もし、俺が当時にその話を聞いていたのなら、特技の魔法鏡できっとその経緯や過程をリアルタイムで追ってしまう程、好奇心としては擽られてもしょうがない内容であったととも思う。
下世話な個人的の話の勘繰りと思う事は許可する。
だが、結果は判っているからこそ、その展開でどうやってそこに落ち着いたのだという事が純粋に気になってもいた。
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