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天宮くんの濡れた瞳を見てみたい――僕は夢中で天宮くんの痴態を見続けていた。
床に押し付けていた下腹部に鈍い痛みを感じ、僕もいつの間にか熱が溜まってることに気がつく。
「ふっ……んくっ……」
苦しげな息遣いが、小さく聞こえてくる。
ああ、今からそっちに行って、その苦しみから開放してあげたい。
目を凝らすとランプに照らし出され天宮くんの雄の先端が、濡れて光っていた。さらには紐のようなものが巻き付いているのが見え、思わず瞠目する。
これでは苦しいのも当たり前だ。出そうにも、これでは不可能極まりないだろう。
それでも、これが天宮くんの嗜好なのかと、余計に僕は天宮くんに興味を惹かれていく。
しかし、このまま見続けていたら、僕の理性がもちそうもない。
仕方なく、部屋に戻ろうと体を動かす。その瞬間、全身が突っ張ったようになり、下腹部が脈打つ。
生暖かい感触に、吐精してしまったのだと気づいた。
やってしまったと歯噛みする。だからといってどうすることも出来ず、不快感を下腹部に感じつつも、慎重に自室まで這っていく。
ぬるっとした感触に、眉根を寄せた。それでも不快感と同時に、天宮くんの痴態を見ることが出来た喜びも込み上げてくる。
――天宮くん、待っていたまえ。僕なら君を理解してあげられる。
自然と頬が緩んでしまう。これで、退屈な日々から開放されそうだ。
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