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視線の先にあった謎の正体
今日、学校へ向かったのだけど、みんなからの視線が強くて私は何かあったのか? と友達の長子に聞いたの。
でも、ハッキリとは教えてくれなくて、一時限目の国語の授業が始まった。
国語の先生は少し薄毛の年配の先生。
周りがざわついていることに気がついて、声をかける。
「どうしたのじゃ? そんなにざわつきよって」
薄毛の先生はあだ名をハゲチャビンと付けられてた。
ハゲチャビンは辺りを見渡すと、私の方へ視線を向けた。
「こらこら、みんな笑っちゃいかん。長門や。君に今起こっていることがわかるか?」
ハゲチャビンは私に質問をしてきた。
その質問に私は正直に「分かりません」と答えると、彼は自分のことをしっかり見なさいと言葉をかけてくれた。
私は自分の身の回りを見渡すとようやく謎が解ける。
「長子! 教えてよ! 恥ずかしいじゃない!」
全てを知った私にみんなからの爆笑が渦を巻いた。
私の姿はパジャマ姿だったのだ。
ー完ー
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