異世界での乾燥対策

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そんなことを考えながら歩いていると、最初は使用人らしき人達にチラチラ見られたけど――人気のない一角に来て、とあるドアの前で止まった。そのドアを、おばさまがノックしようとする。 「ちょっと!? せっかくお餅用意してくれたのに、怒鳴るなんてあんまりじゃない!?」 「うるさいなっ! カビらせたら意味ないだろっ!」 「二人とも、落ち着いて……ゴホッ……」 聞こえてきたのは女二人、男一人の声だった。 勢いに怯み、気を取り直しておばさまがノックしようとしたけど。
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