異世界での幸福対策

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「あなた達、日本人!?」 「おい! どうやってこの異世界に来たんだ!?」 三つ編みの女の子の言葉を遮って、赤毛の女の子と金髪の男の子が話しかけて――と言うか、問い詰めてくる。三つ編みの子はともかく、二人は何だか偉そうだと思っているとスッとお婆ちゃんがわたしの前に出た。 「……ウチの孫を、怖がらせないでね? 私と孫は、仰る通り日本人よ。あなた達が色々する度に、この国の人達から相談が来ていてね。でもその回数が増えてきたから、私も老体に堪えてね。少し控えてほしくて、ミケに連れて貰ってきたの」
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