追憶2―出逢いから再会へ―

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結局、今日の面接は散々なものだった。 面接には遅刻してしまい、慌てて行ったためスーツも乱れてしまった。 おまけに履歴書も誰かに一度踏まれた跡があり、面接してくれた喫茶店のマネージャーは引きつった顔をしていた。 その瞬間、俺の頭の中に不採用の言葉がぐるぐると回って、面接もどんな事を話したか全然覚えていない。 きっと形だけの面接が行われただけだろう。 とにかく、次はもっと余裕をもって面接に行こうと決意したのは言うまでもない… なんて今更、決意しても遅いけど、早いうちに次を探さなければ…
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