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クッパさんの叱り声に、朱里は思わず流れのように自分とは付き合わない方が良いと告げ、それを聞いたクッパさんは顔をしかめた後、朱里は静かにポツポツと言い始める
朱里「先月も、今だって私……クッパさんを困らせてばかりいます。分かってやる時とかあるし、やめるつもりもサラサラないし、なんだったらもっとはじけたいとか考えてて私…とんでもない女です。ワガママだし…Mマゾよりの。
そんな女と付き合ったらクッパさんが不幸になります……告白してくれた事は凄く嬉しくて…私もクッパさんの事大好きだけど…きっと、クッパさんの手を煩わせます。だから、クッパさんこんな事言うのは変だけど、さっき告ってくれましたけど振ってください」
ドクマリに話した時と同じ内容にプラスして自分を振るように、クッパさんにお願いを言う。
朱里のマシンガントークを聞いてクッパさんは一拍置き、軽く息をついた後
クッパさん「……確かに貴様はとんでもない女なんだろうな
さっき、告ったのに早々に振れなんて何をどうしたらそういう思考回路にたどり着くのか理解できない。となるとやはり、貴様はワガママなのだろうな…かなりMマゾよりの」
朱里「うぅ〜……」
クッパさんに言われて、言い返せないで俯いて、さっきのはステージ上の熱気と勢いで言った事だとか、気の迷いで言ったことだとか、自分がこの後言われる振られる言葉を予想しながらクッパさん言葉を待っていると
クッパさん「勝手に不幸だとか、煩わせるとか大魔王であるこの吾輩に向かって言いたい事ほざきおって…貴様はどんどん吾輩を夢中にさせていくのだな…
そんな、吾輩を夢中にした生意気でワガママなお前の一部食べてお前を吾輩の物にしてやるのだ」
朱里「え、クッパs……っっ!!?」
朱里が顔を上げると、クッパさんは朱里の唇に自分の口を重ねて朱里の頭を押さえて数秒離れないように唇を愛撫でした
クッパさん「……貴様の唇を吾輩は奪ってやったのだ。貴様は吾輩に奪われたつまり、もう吾輩の一部だ」
朱里「…だから、ダメですってば…魔王さんなのに…こんな優しい触れ方……ますます、私クッパさんの事諦められなくなるじゃないですか…私と一緒にいてもいい事なんてないのに」
クッパさんの優しい唇の感触に、朱里は耐えようとしていた涙を我慢出来ずに頰からポタポタと伝わせてクッパさんの膝に落としていく。そんな、朱里の言葉にクッパさんは優しく朱里を抱擁する
クッパさん「馬鹿者……さっきの言葉聞いてなかったのか。貴様は吾輩に一部奪われて吾輩の一部になったのだ。自分の手足の一部が動けない、使えないから、不要と言って簡単に切り落とす奴がいるか?
トカゲみたいに尻尾とっても生えてくるような能力でも持ってない限りできるものか」
朱里「でも、私はクッパさんの足枷になんてなりたくなんかないんです!!
足枷になる位なら……私をこのまま切り捨てくださいよ!!!」
クッパさん「足枷か……おい、朱里ついて来い」
朱里「……え?」
クッパさんそういうと軽々と朱里を片腕で持ち上げ抱えるとそのまま屋敷に向かい、
飛行場に行けばヒラリとクラウンに乗って高く飛ぶ
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