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屋敷の1番奥の部屋、そこはマスターハンドの部屋がある。
その部屋で……
クレイジー「あーー!」
マスター「なんだ、いきなり大きい声を出して…」
クレイジーが大きな声を上げてテーブルをちゃぶ台返しの如くひっくり返す
朱里「あーん、折角職業が医者になってハッピーライフが送れたのに〜(ノω・、) 」
マスター「そうだ、私なんて億万長者になる一歩手前だったんだぞ」
クレイジー「人生ゲームなんかどうでもいいのよ!!」
朱里「なんだよー、クレイジーが人生ゲームやろうって言うからやり始めたのに自分が不利になったからってひっくり返さなくてもいいじゃないかー」
マスター「流石は破壊の化身……自分が思うようにいかないと直ぐに壊す」
人生ゲームをやっていた3人だったが、テーブル返しされて人生ゲームをめちゃくちゃにしたクレイジーの言葉にブーイングを出すが、クレイジーそんな言葉気にする素振りを見せずに
クレイジー「それよりも、朱里!!
アンタ、クッパと付き合う事になったのに何普通に私達とボードゲーム楽しんでるのよ!?」
朱里「へ?付き合う事になったからって別に何も変わった事してないからなー。今日だって暇だからこうやってマスターの部屋にきて人生ゲームをしているわけで…」
マスター「いや、付き合う事になったのだからデートとか、お互いの部屋に行き来したりしないのか?
夏祭りの日からもう1ヶ月は経ってるぞ」
マスターの言葉に朱里は腕を組んで考える仕草をした後
朱里「してないなー、あれから結構経つけど、クッパさんは乱闘や城の事でドタンバタンしてるし、部屋に行こうにもクッパさんはヴィランズ共同部屋だし、私の部屋もクッパさんが来ると狭くなるし」
クレイジー「だからって、アンタはそれで良いわけ!?
彼女なんだからデートしたいとか言いなさいよ!!」
朱里「いやー、私のワガママで何処かに行きたいなんて言えないよ。ただでさえ、忙しいのに負担かけたくないしね」
朱里がいつもと変わらずの態度に、マスターとクレイジーはテレパシーを使って会話をしはじめる。
クレイジー『これは、まずいんじゃないの?このまますれ違って自然消滅あり得るわよ!?』
マスター『あぁ、付き合いたてとは思えない位落ち着いている夫婦のような感じだな…
だが、あれだけ苦労して漸く告ったクッパがすれ違いが多いだけで別れるとは思えないがな』
クレイジーが珍しく心配する声でマスターに話すが、それに対して心配はしているが、自然消滅はないんじゃないかとマスターは返す。しかしクレイジーは
クレイジー『甘いわね、マスターは。いい?男という生き物は自分の望むものが手中に収まったら急激に冷めていく習性があるって月刊スマスマに記載していたわ!!!』
マスター『それが記載されて、クレイジーお前は何をどうしたいんだ?』
クレイジー『朱里とクッパを恋人っぽくするのよ!!』
クレイジーが自信満々に言い放つが、マスターが朱里の先程の言葉を聞いた通りなら、クッパが忙しいのは事実。しかし、休みを考慮してスケジュールを組んでいるマスターはクッパ1人を個人的な理由で贔屓する事は出来ない
そう思ったマスターはクレイジーに
マスター『一応言っとくが、クッパ1人の為にスケジュールを組み直すのは出来ないんだが?』
クレイジー『安心しなさいよ!!乱闘スケジュールの…ここ、まだ埋まってない空白の部分があるじゃない!』
マスター『よく見つけたな、そんな所…』
クレイジー『この1日を使ってやるのよ!!』
何をやるんだとマスターが傾げていると
クレイジーは人差し指を出してエフェクトでいうキランっという音を出すと
クレイジー『運動会よ!!!』
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