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「静かに!いいですか。先生は、『女子高生』が大好きです」
一番言ってはいけない最前線で出た変態発言に、ざわめく生徒達。淼はスマホを取り出し、電話アプリを立ち上げる。
「淼ちゃん何してるの?」
「あ、私、通報フェチなんです。展開次第では最後の『0』を押そうかなと…うはー通報最高ーぅ!キュン!」
両肩を抑えて震える女生徒もいる中、Xは平然と続ける。
「あー違う違う。いくらお前達がピチピチでムチムチの肢体を晒そうとも、それだけじゃ先生何も感じないんだ。そうか言い方が悪かったな。先生が好きなのはな…」
そういう目で見られているのではないらしいと若干安心する女生徒達。ではどういう目だ。
「先生は『女子高生の汗の匂い』が好きなんです。はいここ重要!」
キャー!HENTAI!と教室は阿鼻叫喚の嵐。
「だから違うって。脱いだシャツとか持って来られても嬉しくないからな?あくまでライブ感あふれる『今そこにある匂い』だけに価値があるんだ」
心底ゲンナリする生徒達。
「あと重要なのは『臭い』じゃなく『匂い』。もっと言えば『におい』じゃなく『にほひ』もしくは『かほり』だからな。間違えないように!」
「うはー白子ちゃん!これもう通報だよね!24!24!」
「淼ちゃんまだ早い。もう少し泳がせればもっと面白くなるわ」
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