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 これを読んでいる者たちがいるのが、電気を従えて歩んだ人類の世界ならば、こちらは魔法と共に歩んだ世界だ。人類史のとある刹那から、まったく方向性の違う刻まれ方をした歴史である。  海の広さも、大陸の形も、空の色さえも異なる世界で、しかしそれでも人類という種族が中心であるという以上、どこか共感できる物語があるかもしれない。  今から始まるのは、そのような話の内の一つ。
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