67人が本棚に入れています
本棚に追加
青柳さんが泊まった翌朝。
眠い。すごく眠い。
「..かしわもち、だんご、ようかん、ういろう、、もち?」って寝言言ってる人はじめてみたし。
ほんとにどんな夢みてるんだ。
はぁ、お腹空いた。
誰かさんはまだ寝てるけど近くのコンビニまで行ってなんか買ってこよ。
料理は作れなくはないけど、今日はぜんぜん作る気分じゃないし。
外用の格好にはぱっと着替えて外に出る。
近くのコンビニまでは徒歩3分。
ぼーっとしていてもあっという間だ。
さて、何にしようか。
青柳さんの好き嫌いは知らないけれど、なんとなくおにぎりが似合うので鮭にぎりをチョイス。
自分はサンドウィッチにした。
「なに、おまえ成長期なの?サンドウィッチとおにぎりとか炭水化物化物じゃん。」
声をかけてきたのはマンションの隣の部屋のやつ。
長谷部....下の名前は忘れたけど。
あっちも独身で同じだからわりと話すことが多い。
「そんな大した量じゃないだろ、、しかもこれ2人分だし。」
「え、なに?ついに彼女でもできた??」
ちなみにこいつは俺がゲイだとは知らない。
というかほとんど誰にも言ってない。
引け目を感じているとかではなく、純粋にめんどくさいからだ。
「ちがう。だいたい男だ。」
「えーでもさ、おまえなんか楽しそうな顔してるよ。…眠そうだけど。」
「....そうか?」
「うん。」
まじか、、。
最初のコメントを投稿しよう!