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「ね、俺さ克樹くんに聞きたいことがあるんだけど!」
青柳さんが作ってくれた料理を堪能しながら飲むお酒は最高。
こんなに料理が上手だとは知らなかった。
「?なんでしょうか?」
「ちょっとしたこと!だから!」
「いいですよ、もちろん。ちなみに俺も聞きたいことがあるんですけど、、。」
まさか質問が自分にもあると思わなかったのか、きょとんとしている。
「生年月日聞きたいです。あ、悪用とかはしないんで。」
「生年月日?えっと、19△×年、5月3日。」
忘れないうちにとスマホのメモに書き込む。
不思議そうに眺めている青柳さんに、ありがとうございます。と言うとますます不思議がられた。
「あ、それでね。あの俺が酔った時ってどんなか知りたくて、、。え、と。酷い、よね?」
酔った時。
それはまあお世辞にもお行儀がいいとは言えない。
だって会話できないし。
でも、
「俺は、可愛いと思いますよ。」
「?!」
「酔ってる青柳さん、結構すきです。」
赤くなっているのが俺のツボを刺激するのか、いじわるがしたくなってしまう。
ずいっと顔を近づけて、
「すごく可愛いんですよ。知ってました?」
と言うと、両手で顔を隠して固まってしまった。
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