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書きたいことを堂々と貫けば読者は納得する
優柔不断だけと、一度決めると頑固になる。そんな橘やよいです。
決めるまでにすごく時間を使うんですが、決めたあとは意思が揺るがないことに定評があります。
そんな感じで今回のテーマです。
「書きたいことを堂々と貫けば読者は納得する」
某約束の土地アニメをはじめて観ました。
ずっと気になってて漫画も最初の方だけ読んでいたんですが、アニメは初。面白いですよね、一話の段階で綺麗におとしてきて感動します。
ただ、多少引っかかる点もあります。ちょっと辛口になるかもしれませんので、ファンの方はごめんなさい。内容にも突っ込みます。ネタバレ注意!
まだアニメ2話しか視聴していないにわかなので、間違ったこと書いたらごめんなさい。でも一視聴者の素直な感想です。
(ネタバレ読みたくない方はここで回れ右です)
はい、いきますね。
舞台は孤児院。ママと呼ばれる大人が一人と、兄弟姉妹がたくさん仲良く暮らしていました。しかし、実はその孤児院は化け物の餌となる子どもを育てるための農場だったのです。自分たちは食われる運命。そして、大好きだったママが化け物側の人間。
そのことに気づいてしまった主人公たち。ママは子どものだれかが真実に気づいたことを察しているが、特定はできていない模様。生き残るために、真実に気づいてしまったことをママに悟られるな。
というのが1話・2話でくる展開です。
しかし、「ママにばれるてるだろ、それ」と突っ込んでしまう場面がいくつかありました。
気づかれないように今までと同じ態度でいなければ、という状況のはずですが、
・主人公ちゃん、朝一でママを前に怯えた顔。あなたいつも笑顔なんだから、そんな顔していたら気づかれちゃうよ……。
・ママと子どもたちがわいわいしている場面。ママが敵だと知っている主人公ちゃんともう一人の男の子は、怯えと「今後どうするか」と思考を巡らせるので精一杯。輪に加わらず、遠巻きで見守るだけです。普段の主人公ちゃんならすぐさま駆け寄っていそうなのに……、態度おかしいって気づかれちゃうよ……。
と、こんな感じです。
30分だけで「それ気づかれちゃうよ……」と何度か思いました。
いやでも子どもなんだから、そこまで気が回らないくらいに精神が未熟という描写なのかも……、でもこの子たち天才っていう設定だし、そこに気が回らないというのは解せない……、でも天才っていってもどの程度の天才なのかがはっきり言われてないからなあ……。と、悶々としています。
でもあのアニメ面白いんです。そういうつっこみも「まあいいか」で流せてしまうんです。
他の例でいうなら、某見た目は子供頭脳は大人な探偵アニメでしょうか。とくに映画。「いやいやいや」って言いたくなる場面がたくさんあります。私はあの映画を知人と観ると、「絶対おかしいじゃんそれ」とつっこみ大会が始まります。でも好きなんです。
このように、つっこみたくなるところも、結構スルーできてしまいます。フィクションですから。融通が利くんです。
だから「この設定無理があるか?」と思っても堂々と書けば案外つっこみは入らないのではと思っています。ただし堂々と書くべし。作者が自信なく書いているものは読み手に気づかれるはずです。
あとは作品全体を通して貫くこと。
たとえば――、某探偵アニメでいきましょうか。
公安がメインとなった映画、緊急事態だからといってモノレールの線路を車で駆け抜けます。なんてこった。笑っちゃうけど、「そうかそうか」で受け入れてしまうのは前述の通りです。
ですが、仮に他の事件で犯人を追うときに「やつに追いつくためには線路を走るしかない! しかしそんな危ないことできるわけがないから、なにか別の方法を考えなくては!」と言われたらどうでしょう。
ごもっともですが、前に線路走ってたじゃん……と私は思います。
こうなると、つっこみをするしかないです。だって前やっていたんですから。できないはずがないじゃないか!
このように、ある程度の無茶な設定や展開は融通が利きます(例:線路を車で駆け抜ける)。
ですが一度それでいったなら、作品内で貫き通さなくてはいけないと思うのです(例:「線路はさすがに無理!」という展開を今後使うことは不可)。
後者をしてしまうと、矛盾やご都合主義などと言われるのだと思います。
作品内では堂々と貫き通す必要があるのではないでしょうか。
~まとめ~
・堂々としていればある程度無茶な設定や展開でもつっこみは入りにくいと思われる(でもやりすぎると流石につっこみ入るから、あくまで「ある程度」)
・決めたことは揺らがず貫き通せ!
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