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読者を裏切る作品
図書館通いが楽しい橘やよいです。
さて、今回のテーマはこちら。
「読者を裏切る作品」
先日図書館で借りてきた本のお話をしましょう。
そのときの私はほのぼのしたお話が読みたかったんです。それでちょっとお化け要素もほしかったんです。幻想譚が読みたかった。
そんなときに「優しいお化けのうんぬんかんぬん」みたいなタイトルの本を見つけました。「お!」と思ったんですね。
中をぺらっと見ます。
図書館って開いたところに本の帯が貼ってあったりするじゃないですか。私はあれで内容をみて借りるかどうか判断することが多いです。(でも私が通う図書館は貼ってあったりなかったりなので、ないとしょんぼりします)
その本には「田舎のカントリーライフ」的な言葉がどんっと載っていたような気がします。これはもうほのぼの確定だろうと思って借りました。
ホラーでした。
ホラーだったんです。
ホラーも好きなので、構いはしないのですが。それはそれとして楽しく読ませていただきましたよ。でも私はほのぼのしたお話を読む気満々で本を開いたんです。
ちらっとレビューを見に言ったら皆様「思ってたのと違う、これはこれで面白いけど」という意見が多かったです。
たしかに面白かったです。でもやっぱり私が求めていたものとは違うわけで。ほのぼの読む気でいたらホラー。ケーキ食べようとしていたらカレーを出された感覚。カレーもおいしいけど。
読者を裏切るのって難しいですよね。
賛否両論別れるのも仕方ない。
もうちょっと例を出します。
次ページへつづく。
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