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とりあえず、この二人、くっつきはしたわけだから。
なんとなくご利益がありそうな猪目神社に行こう、とみんなが言い出し。
週末、神社を参拝してから、いつものキャンプ場に行くこにとなった。
出てきた兄、司を見て、多英が叫ぶ。
「やっぱり、此処は恋愛成就の神社ねっ。
こんな素敵な人が私を待っているだなんてっ。
私、司様でいいわっ」
「いや、『様』なのに、『でいいわ』ってなんなんですかね……?」
巫女装束に着替えた萌子は、多英たちのために御朱印を書きながら、そう呟いた。
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