プロローグ

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生きのこるものはづうづうしく、 死にゆくものはその清純さを漂はせ   物去ひたげな瞳を床にさまよはすだけで、 親を離れ、兄弟を離れ、 最初から独りであつたもののやうに死んでゆく。        中原中也 『死別の翌日』              【中原中也詩集 角川文庫】より      
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