番外編③ 宏哉

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ハッと目が覚める。 カーテンの隙間から光が入ってきている。 時計を見ると、6時52分。 ベッドから起き上がり、顔を洗う。 変な夢を見た。 思い出したくない記憶。 確かあの後、僕はあいつといる時間を少しずつ減らしていって、高校卒業する頃には全く話さなくなっていた。 あっちは話しかけてきたけど、その度に何か理由をつけて逃げていた。 それからあいつには会っていない。 連絡もないし、きっとあいつは俺を忘れてるんだ。 俺だけがあの時に囚われたまま。 ほらね。 ‪α‬とβは幸せにはなれないんだ。 ‪
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