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?「あ、すみません、名前も言わずに…。俺は篠田幹(シノダ カン)と言います」
「僕は中野帝、です」
幹「帝さん、ですね!了解です!」
「…えーと 幹、くん……?」
幹「幹でいいですよ。なんか、かんくん、て変っていうか…かん、で、くんてあんまり好きじゃないんですよ………言いたいこと分かります…?」
「…ごめん分かんない」
幹「ですよね。まぁとにかく!幹でいいですからね!?」
「う、うん…」
うーんと、なんか………面白い子だね…。
ギャップというのか…そういうのが好きな子もいるしね!…多分。
でも顔も完璧で性格も完璧っていう子よりはいいかも。…可愛いよね、ちょっと抜けてる子。
あ!抜けてるっていえば伽凛ちゃん!!
伽凛ちゃんもどこか抜けてるんだよねぇ。ちょっと天然ぽいっていうところが僕のハートをズッキュンしちゃったんだから。伽凛ちゃん、見るたびに何かしら忘れ物してるし、たまに靴下の長さ違うもん!あー可愛い可愛い!!
幹「あのー、帝さん?」
「………あ、ごめん何?」
幹「いや、ボーッとしてたから…」
「ごめん、伽凛ちゃんn…ちょっと考え事してた」
幹「そうですか」
「…うん」
幹「さて、そろそろ探しましょうか、伽凛ちゃんを」
「そうだね」
とゆーことで探し始めました。
ていうかいつの間にかタメ口になってました。最近は敬語しか使ってなかったから言葉あってるかな…。
*探し始めてから15分経過
すみません、今さらですがちょっと後悔が心に侵略してきた……。え、だって…………これ、ストーキングだよ?
*探し始めてからさらに30分経過
あ、まってガチで後悔してきた。僕の心は後悔に完全に支配された。全世界の全人類に謝りたい。切実に。
「……ごめん」
幹「え、何がですか?」
「…いや、こんなこと手伝わさせて」
幹「ふふっ大丈夫ですよ。自分がやりたかったので」
本当に罪悪感があ"ぁ"ぁぁぁぁ!
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