サチとぽんぽこやまのおに

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サチとぽんぽこやまのおに

むかしむかし、サチというおんなのこがいました。 サチは、ちいさなかやぶきやねでできたこやにすんでいました。 はれのひは、はたけをたがやし あめのひは、ほんをよみすごしています。 かしこく、したたかにいきていました。 あるとき、ぽんぽこやまから、おにがおりてきました。 さいきん、おにのうわさがひろまり、やまをとおるにんげんがいなくなったので、しょうばいあがったりです。 おなかも、ぺこぺこです。 おにはどこでもよいので、いえをおそって、にんげんをたべてやろうとおもいました。 ちょうど、ちいさないえがあります。 しめしめ。 おなごが、ひとりですんでいるぞ。 どうれ、ひとつたべてやろう。 おには、サチのいえのまえにきました。
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