勇者と魔王(ゆうしゃとまおう)

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「なるほどな~。たしかにウチの魔王様(まおうさま)はシュバリエたんにそっくりだよな~」 「そうそう!それでいてロリ(ごえ)じゃなくて、(りん)とした(ひく)(こえ)なんだよな!そこがたまらん!」 「わかってるじゃねえの!わたしなんか、魔王様(まおうさま)(あし)でふみふみされるために、わざとヘマしてくるんだから!」 「マジ!?なにそれうらやま」 こうしてロリ談義(だんぎ)がはかどり、せっかくなのでどうしたら魔王(まおう)()えるか()いてみた。 「魔王様(まおうさま)()いたい、か…それなら(つよ)くなきゃ無理(むり)だな。ウチの魔王様(まおうさま)(つよ)いやつが()きだから、(よわ)かったら相手(あいて)にもされないぞ」 「(つよ)いって、どれくらい?」 「まあ、(すく)なくともレベル30は必要(ひつよう)だな。戦士(せんし)武闘家(ぶとうか)魔法使(まほうつか)いもマスターしたほうがいい」 「マジ…?(おれ)レベル3なんだけど…」 「…とりあえず、そのあたりのスライムとかたおしてレベルあげろよ。んでレベル10()えたらラーマ神殿(しんでん)転職(てんしょく)出来(でき)るようになるから」 そして(おれ)はミナセユキトーンの指示(しじ)どおり、(まち)周辺(しゅうへん)()()()しんで修行(しゅぎょう)開始(かいし)した。 すべては理想(りそう)のロリ…魔王(まおう)()うために。
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