勇者と魔王(ゆうしゃとまおう)

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魔王(まおう)(おどろ)いていた。 どうやら勇者(ゆうしゃ)再戦(さいせん)してくる(もの)(すく)ないらしく、(おれ)のようにゾンビアタック(何度(なんど)復活(ふっかつ)することを利用(りよう)して、道中(どうちゅう)()経験値(けいけんち)(つぎ)()()し、何度(なんど)もボスに突撃(とつげき)すること。いつかはボスをたおせる)をしてくるヤツは(めず)しいのだそうだ。 (ふたた)びボコボコにされる(おれ)。 だけど(おれ)よりも(なが)魔王(まおう)たんの()(さわ)られた。 ()りもいれられたので前回(ぜんかい)よりもうれしかった。 今度(こんど)はどさくさに(まぎ)れてお(しり)(さわ)ってみよう。 「ふはは、(よわ)い、(よわ)すぎるぞ」 「く、くそう…」 (おれ)はまた(はじ)まりの(まち)教会(きょうかい)(もど)された。 「はっ!?」 「おお、勇者(ゆうしゃ)よ。しんでしまうとは(なさ)けない」 神父(しんぷ)()こされる。 よし、また修行(しゅぎょう)だ。 (おれ)(まち)()ようとして、(かね)()くなっていないことに気付(きづ)いた。 ……? (かね)()(わす)れたのか? その(とき)はたまたまかと(おも)った。
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