15人が本棚に入れています
本棚に追加
/78ページ
魔王は驚いていた。
どうやら勇者で再戦してくる者は少ないらしく、俺のようにゾンビアタック(何度も復活することを利用して、道中で得た経験値を次に持ち越し、何度もボスに突撃すること。いつかはボスをたおせる)をしてくるヤツは珍しいのだそうだ。
再びボコボコにされる俺。
だけど前よりも長く魔王たんの手に触られた。
蹴りもいれられたので前回よりもうれしかった。
今度はどさくさに紛れてお尻を触ってみよう。
「ふはは、弱い、弱すぎるぞ」
「く、くそう…」
俺はまた始まりの町の教会に戻された。
「はっ!?」
「おお、勇者よ。しんでしまうとは情けない」
神父に起こされる。
よし、また修行だ。
俺は町を出ようとして、金が無くなっていないことに気付いた。
……?
金を取り忘れたのか?
その時はたまたまかと思った。
最初のコメントを投稿しよう!