ものしりドラゴン④

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おひる、ちいさなロボットのおんなのこが、やってきました。 「なあ、ドラゴンのだんな~、ウチ、おかねにこまっとんねん。おかねになるような、すごいアイデアないんか?」 おんなのこは、いいました。 ドラゴンは、つばさでじめんのすなをひろい、さらさらと、つばさから、おとしました。 『おかねは、どこにでもあるよ。ただ、それにきづかぬだけ。きみのちかくにも、わたしのちかくにも、それはある』 「はあ?ようわからん。ウチはおかねのふやしかたを、きいとんのやで?もーええわ、じぶんでなんとかすんわ!」 おんなのこはおこって、かえろうとしました。 ドラゴンが、いいました。 『“ほんとうに“おかねにこまったとき…もういちど、ここにくるといい。しんじつは、みじかにあるほどきづかない』 おんなのこは、あっかんべーをして、かえっていきました。 『きっと、つぎにきたときは、きづいてくれる。わたしはそうしんじているよ』 ドラゴンがそういうと、もういちど、つばさからすなをおとしました。 すなつぶのなかに、めにみえぬほどたくさんのきんが、ひかりかがやいていました。
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