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ちからもちのカンキチ リライト
あるむらに、カンキチという、とてもからだのおおきいおとこがいました。
カンキチはとてもちからもちで、ちょっぴりらんぼうもの。
「このよで、おでよりつええおどごはいねえ」カンキチが、おおごえでさけびました。
そしてむらのおとこたちと、ちからくらべのためにうでずもうをして、たおしました。
そのらんぼうっぷりにみかねたむらおさが、「ほうか。では、となりむらのおとことしょうぶしてみてはどうがや?」むらおさが、そうカンキチにいいました。
「それはおもしろいが」
カンキチは、となりのむらにいき、おとこたちとうでずもうをしました。
しかし、そこでもカンキチにかてるものはおらず、カンキチはとくいになりました。
たびびとや、おさむらいさん、しゅぎょうそう、はたまた、にんげんだけでなく、きつねや、たぬき、クマと、うでずもうをして、かちました。
「あんた、つええなあ。そんなら、となりのやまにいる、おにさんとしょうぶしてみてはどうがや?」
クマがいいました。
「おもしろいが」
カンキチはいいました。
そしてとなりやまのおにと、しょうぶすることにしました。
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